日本はデジタル化が世界的に見て遅れているといわれています。
2020年の「世界デジタル競争力ランキング」の結果を見てみると、63か国中27位でした。
決して順位が高くないですし、しかも前年と比較してなんと4つも順位を下げています。
しかし個別に見てみると、IT技術を積極的に導入している分野はいくつかあります。

まずは医療の世界です。
例えばWEB予約システムやコロナ禍の中で急速に普及しているオンライン診断などはIT技術導入の典型的な事例です。
また医療にAIを導入することでより正確な診断や治療方法の提案ができます。
医療の世界では人手不足にあえいでいるところもありますが、AI技術を本格的に導入すれば人の負担を軽減できます。

意外なところで、農業はIT技術の導入に積極的です。
農業は高齢化が進んでいて、人手不足の問題が深刻です。
この問題を解消するために、ロボットの導入を進めているところが結構あります。
そのほかには収獲予測のできるシステムを導入している農家も見られます。
さらに収獲した農産物をオンラインで販売する試みを進めている組合も見られます。

サービス業も、DX化が進んでいるジャンルの一つです。
Web予約システムの導入や実店舗だけでなくオンラインショッピングサービスを進めるような動きも見られます。
さらにAI技術を使って、売上予測や在庫管理を進めていく試みも出てきています。
このように分野によっては、IT技術をどんどん導入しているところもあるにはあります。